JICA協力隊→南米駐在員→日本ブログ

JICAの協力隊2年→中南米4年のPanamaBoliviaです。

語学を学ぶ前の教養(スペイン語メイン)

初めまして、Makochileです。

今から協力隊に行く人や、これから語学を学びたい人、または初級者の方が少しでも早く上達するよう、ブログ開設しました。

 

初ブログは、協力隊時代に感じたスペイン語学習についてです。

これはスペイン語だけでなく、あらゆる語学学習で言えることなんで、語学を学ぶ前の教養として、必ず知っておいてください。

先に知ることで、なかなか伸びない時に、「それでも今は成長してる途中なんだ」と感じることができます。

 

ではいきます。

 

①会話について

スペイン語は文法的に不完全な言葉です。逆に言うと、日本語のように正しい文法で話さなくても相手に伝わります。
 ですので、現地人に聞き返されるのは、大抵自分の声が小さいことが原因です。中南米では、大学のスペイン語専攻の現地人以外、正しいスペイン語を話してる人は稀です。言いたいことが「伝わる」ことも大事ですが、まずは大きな声で「伝えよう」としてください。きっと相手は分かろうとしてくれます。

 

②会話がうまい人とは

会話がうまいかどうかは、
A.言いたいことが言える+B.リスニングができる+C.状況判断ができる(笑顔やジェースチャー含む) の合計点で決まります。

 

とりわけ1番大事なことは、Cの状況判断ができること。言葉はその状況に組み込まれて、初めて意味を持つものです。
例えば、風邪をひいている現地人に向かってQué se mejore cuanto antes. というから言葉に意味が生まれます。状況を無視した言葉に意味はありません! 状況を察することが一番大事です。具体的には、現地人は、相手が自分に起こったことをすでに知ってるかのように話したり、説明がとても下手くそですので、毎日の変化を見逃さないでください。特に目で見えるものの変化は意識してください。

 

スペイン語が上達するとは、回り道をなくすということ。

これ大事です。絶対見てください。

現地で半年や一年経つと、回り道すればある程度言いたいことも言えるし、聞けるようになり、生活にさほど支障がなくなります。(将来スペイン語を使わない人は、それ以上勉強する必要はない。)そこから、特に会話が上達するということは、浮かんだイメージをダイレクトに言えるようになるということ。
×Arroz → ご飯 → イメージ    ○Arroz → イメージ   
×desvio → 迂回路 → イメージ  ○susurar → イメージ 

例えば、外のハンモックで休んでたら、ママが水道の水を止め忘れて水が溢れているのが見える。

そこにいないママに向かってなんというか。

思考回路
1 Mama! agua esta 溢れている
2   agua 一杯だよ!  
3   agua 流れてる!  
4   agua fuera  
5   閉めて grifo  

 

・1を瞬時にいえるようになること=スピーキングが上達したということ。 または、

 いかに早く回り道できるか(いろんな角度で見れるか)

・ひとつの単語にどれだけの意味を持たせられるか。

・現地人らしい単語を使う

ことが上達に繋がります。

 

今回は具体的な勉強方法は書いてませんが、ぜひこの心構えを忘れないで下さい。

今日書いたことは、協力隊だったときに、後輩達のために作ったものです。最近ある人にこれを教えたらとても喜ばれたので、初記事にしました。

 

ちなみに、僕は協力隊の訓練中、このCD聞きながら毎日ランニングしてました。

これほんとにほんとにおすすめです!特に動詞の活用は、勉強しなくてもこれ来てれば覚えます。単語はこの本だけでいいと断言します。

入門編より、初級編からのほうが個人的にはいいです。

 

 

個人的な質問どんどんお待ちしてますねー

 

↓こちらも来てみてくださいね。

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